1: 2021/01/04(月) 17:12:06.94 ID:BxkoyhCQ0 BE:422186189-PLT(12015)
島野容三[しまの・ようぞう] シマノ代表取締役社長。
1948年11月12日、大阪府生まれ。
慶應義塾大学商学部を卒業後、1974年にシマノ入社。
下関工場長や釣具事業部長などを経て2001年から現職。
創業者の島野庄三郎氏は祖父。
72歳。
■新型コロナウイルスによって人々の生活は大きく変化しました。自転車や釣りといった事業領域ではどのような影響があったでしょうか。
島野容三・シマノ社長(以下、島野氏):交通手段としての需要ということで、海外を中心にスポーツ自転車の台数は伸びています。また、3密と対極にあるレジャーとして釣りや自転車は改めて評価されています。
それに加えて、例えば親子で釣りに出かけたらストレスの解消にもなりますよね。これだけストレスの多い世の中で、なおかつ毎日顔を突き合わせていたのでは少し息苦しい。こういった背景からもアウトドアレジャーは見直されてきています。ファミリーで釣りに行かれる方がコロナ禍で増えていると聞いています。
自然と触れ合いたい、というのは人間の本能です。自然の中で思い切り体を動かすことでリフレッシュもできる。こういった欲求は今後ますます強くなっていくと思います。世の中が都市化し、情報過多の社会になればなるほど、「その情報から逃れたい」という反動も高まるでしょう。今のこういった社会を生きる人にとって、「世の中のことを忘れて没頭する」「自然と対峙する」という感覚ほど、救いになるものはありません。
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00005/121600168/