1: 2016/09/25(日) 09:27:55.94 ID:5lFEyWd00
次々に新しいSKYACTIVテクノロジーを投入し、急回復を果たしたマツダ。デザインと走りにこだわったクルマ作りで既存のメーカーのクルマに
飽き足らない層の気持ちをガッチリとつかみ、国内販売も急伸した。
しかし、ここにきて潮目が変わったかのような状況だ。昨年の10月以来8カ月連続で前年割れが続いており、しかも今年5月は前年比62.1%という急減速。
全体では106.6%と好調なのにもかかわらず、だ。
マツダの勢いに陰りが出てきた理由は何か? 編集部が提示する「仮説」に対し、自動車評論家の渡辺陽一郎氏が回答するスタイルで検証してみたい。
【仮説1】マツダ車はライバル車よりも価格が高い?(渡辺陽一郎の見解)
マツダ車の車両価格は額面こそ高めにみえますが、多くの人が装備する進化型のマツダコネクト(通信型カーナビ)が比較的安く、また、
内装の上質感なども考慮すると決してライバル車に対して割高ではないと思います。ただ、そうした装備や質感にこだわらない人にとっては額面の
高さがそのまま影響しますので、高く思えるかもしれません。
【仮説2】魂動デザインが飽きられてきた?(渡辺陽一郎の見解)
飽きられてきたというよりも、マツダ車のデザインは明るさがないように思いますね。スポーティだしレベルも高いのでしょうが、すごく理屈っぽいんですよ。
デザイナーの方と話をしても、あまりにも哲学的すぎて何か重いものをユーザーに押しつけているように思えます。
【仮説3】一般ユーザーに魅力が伝わりにくい?(渡辺陽一郎の見解)
それは確かにそうですね。クルマ好きへのアピール力は高いのですが、不特定多数のユーザーにウケる要素、例えばリアシートやトランクの広さなど、
わかりやすい魅力に欠ける面があります。
【仮説4】クリーンディーゼル車の補助金が大幅に減額されたのが痛い?(渡辺陽一郎の見解)
例えばCX-3は13万円から5万1000円、CX-5は12万円から4万7000円になるなど減額されています。でも、この影響は限定的ではないでしょうか。
【仮説5】売れ筋ジャンルにクルマがない?(渡辺陽一郎の見解)
今の売れ筋でいうと、5ナンバークラスのミニバンとスズキソリオのような背の高いワゴンタイプのコンパクトカーはマツダにはありません。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49771