1: 2020/12/02(水) 10:03:21.24 ID:EbiOIsxH9
(略)
高速道路を使用するうえで、利便性の高いETCを利用しない理由としては、どのようなものが挙げられるのでしょうか。
ETC車載器メーカーの担当者は次のように話します。
「第一に、高速道路を使うことは滅多になく、車載器をつけるのが面倒。費用がもったいない。ほとんど乗らないからETC割引の恩恵も良く分からない人が一定数いらっしゃいます。
次に車載器はついているが、再セットアップをしていないのでETCカードが使えないと勘違いしている人です。中古車を購入してナンバーが変わる際には、車載器の再セットアップが必要になりますがセットアップをしていないからETCカードが使えないと思っているようです。
同様に、他人のクルマやレンタカーのETC車載器では自分のETCカードが使えないと思ってカードをさしていない人も。(レンタカーや他人のクルマでももちろん使えます)」
また、クレジットカード会社の担当者は次のように話しています。
「ETCを利用しない人のなかには、『カードを持っていない。作れない。』という事情の人がいます。
ほとんどのETCカードはクレジットカードに付帯されています。諸々の事情でクレジットカードが作れない人はETCカードも作れないことになります。
なお、クレジットカードを作れない人向けのデポジット制ETCカードもあります。高速道路の支払いだけに利用できるカードで、「ETCパーソナルカード」という名称です。東/中/西日本高速道路、首都高速、阪神高速、本四高速の6社が共同して発行しており、1枚1257円(税込)の年会費が必要となります。
また、レンタカーでの利用に限定するならレンタカーとセットでETCカードをレンタルする方法もあります。トヨタレンタカー、ニッポンレンタカーなど大手レンタカー業者に限定されますが、全国の空港・新幹線駅を中心とした営業所でETCカードのレンタルが可能です。(すべての営業所で対応しているわけではありませんので要確認)事前の予約が必要ですが、レンタカーを借りる当日にレンタルETCカードの在庫があれば利用が可能です」
あえてETCを利用しない「大人の事情」とは
車載器もある、ETCカードもあるのに、ETCレーンを通らない(通れない)人の事情とは、どのようなものがあるのでしょうか。
最初に「1.すぐに高速道路通行料の領収書や利用証明書が必要」という場合です。業務で高速道路を利用する人のなかには、会社や委託先に到着したらすぐに領収書を渡す必要がある人もいます。現金やクレジットカードにて、収受員がいる一般レーンを通ればその場で通行料の領収書や利用明細書を受け取れます。
また、「2.仮ナンバー装着車。または、フロントナンバーがないクルマ」という場合です。これは、回送などで仮ナンバーを付けて走行している場合は、車載器がありETCカードがあっても、ETC専用レーンの通過はできないことから、一般または混在レーンで支払います(ETCカードを使う場合は収受員に手渡し)さらに、フロントナンバーを外しているクルマも「ナンバープレートのない車の通行は不可」という高速道路の利用規定によってETC専用レーンではなく一般または混在レーンで仮ナンバーと同様の方法で支払います。
そして、最後に挙げられるのが「3.何かしらのデータが残ることが嫌」という場合です。前述の1や2の理由でもない人たちがETCレーンを通過しない理由とは、諸々の事情で高速道路を使って移動したことが何かしらのデータとして残ることを嫌がる人たちで、犯罪に絡むこともあるかもしれません。
また、お忍びカップルのドライブ旅行などオトナの事情であえてETCでもクレジットカードでもなく、現金で通行料を支払う人もいるようです。
(長文の為一部略)
クルマニュース2020.12.02
https://kuruma-news.jp/post/322284