1: 2021/03/19(金) 15:22:35.45 0
メジャーな変更は2箇所。まずひとつめは、単気筒エンジンを吸排気効率に優れ、高回転化を可能とするDOHCヘッドの新型エンジンとしたことだ。
SOHC2バルブだった従来型からDOHC4バルブへと進化したことで、2psのパワーアップと0.2kg-mのトルクアップを果たした。
欧州仕様ではユーロ5に完全適合し、最高速度は101km/hから105km/hに向上、0-200m加速は11.3秒という数値も公表されている。
これを実現するための手法は、エンジンのヘッドがDOHCになっただけではない。もちろんSOHC2バルブからDOHC4バルブへの進化は著しいだろうが、注目したいのは58×47.2mmだったボアストロークが57.3×48.4mmへとロングストローク化されたこと。
このところユーロ5への適合を謳ったモデルは排気量増大なども含め、ややロングストローク傾向へと振るのがトレンドになっているようだ。
この結果、新型CB125RのWMTCモード燃費は46.8km/Lとなり、10Lの燃料タンク容量と掛け合わせると航続距離は468kmに。いつ給油したのかを忘れそうなレベルである。
フレームは現行型を踏襲しているが、これに組み合わせる足まわりは進化を遂げた。φ41mm倒立フォークが、SHOWA製SFF-BP(Separate Function Big Piston)にアップグレードされたのだ。
このSFF-BPはカワサキのNinja ZX-25RがZX-6R並みの装備としてクラス初採用(φ37mm)したが、その上をいくサイズ。125ccクラスとは思えない装備である。
これに組み合わされるリヤサスペンションは、安定した減衰力を発生する分離加圧式。高張力鋼板性スイングアームと合わせて、乗り心地と軽快感あるハンドリングを両立している。
https://young-machine.com/2021/03/19/178319/