
1: うっしぃじま悪い肉φ ★ 2013/09/27 08:29:33
★トヨタ、ホンダ意地と面子 HV(ハイブリッド)車最終戦争
ハイブリッド車(HV)を巡るトヨタとホンダの覇権争いが熾烈になってきた。
トヨタへのライバル心をあらわにするホンダは9月6日、6年ぶりに全面改良した
小型車「フィット」と「フィット ハイブリッド」を販売した。
関係者の注目を集めたのは「フィットHV」の燃費性能が、ガソリン1リットル当たり36・4キロメートルと、
トヨタの小型HV「アクア」(35・4キロメートル)を抜き、世界のトップに躍り出たことだ。
最低販売価格は163万5000円で、これまたアクアの169万円より安く抑え、金額と燃費性能の両面で優位性を鮮烈にアピールした格好だ。
これを踏まえて発表会見の席で伊東孝紳社長は「燃費はまだまだ伸ばせる」と胸を張り、
トヨタへの敵対心をむき出しに「技術で負けないのがホンダの企業文化だ」とまで言い切った。
そんな意地の表れか、ホンダはフラッグショップモデルの「レジェンド」や、かつて一世を風靡したコンパクトハッチの「シティ」、
さらに唯一無二のスポーツカー「NSX」までもHV車として復活させる。
HVで先行するトヨタ追撃に、ホンダが目の色を変える理由は明白だ。
ホンダはトヨタの「プリウス」打倒に向け、2009年に「インサイト」を投入した。
ところが、それをいち早く察知したトヨタは、プリウスの価格を一気に40万円も引き下げたばかりか、
HV技術の優位性をうたう戦略をとり、インサイトの出鼻をくじくことに成功した。
緒戦での惨敗によるダメージは大きく、HVの国内市場でホンダが2割にとどまるのに対して、
トヨタは8割近くを占めている(昨年実績)。何せ世界の累計販売台数はトヨタが500万台を突破、
昨年1年間だけでも世界で約122万台を販売しているのとは対照的に、ホンダは累計で111万台にすぎないのだ。
そんな現実を痛感すれば、伊東社長が“燃費世界一”のフィットを投入するに当たってトヨタへ大見得を切ったのもわからなくはない。
とはいえ「HVの本家」を自負するトヨタも負けていない。ホンダが野心作を投入してから3日後の9月9日、
トヨタは高級セダン「クラウン」シリーズの新型HV車「マジェスタ」を販売した。
1991年の投入から6代目にして初のHV専用車で、同社自慢の最高級シリーズであることから価格は610万円~670万円。
従来のガソリン車に比べて1リットル当たりの燃費は2.1倍の18.2キロメートルに伸びた。
顧客対象が前述したホンダのフィットとは全く違うにせよ、「売られたケンカは買って出る」の姿勢が鮮明だ。
「ホンダ以上に、トヨタは高級車に加えて量販車でも次々とHV車を投入する計画を立てています。
フィットに燃費で出し抜かれたアクアの改良車だけでなく、カローラの投入も囁かれている。
御曹司の豊田章男社長はHVへの思い入れが強く、燃費世界一の座を奪回すべく早々にゲキを飛ばしています」(トヨタ関係者)
だが、HVの技術開発は自動車メーカーにとって“大いなる金食い虫”とされている。
開発には膨大な資金が不可欠で、普及したとはいえHVの国内シェアは現在も20%弱程度にすぎず、これでは採算がとれない。
海外展開が急務とはいえ、「まだ依然としてガソリン車の天下」(情報筋)とあっては、将来の海外戦略も描きにくい。(続く)
リアルライブ http://npn.co.jp/article/detail/37234126/
続きは>>2
ハイブリッド車(HV)を巡るトヨタとホンダの覇権争いが熾烈になってきた。
トヨタへのライバル心をあらわにするホンダは9月6日、6年ぶりに全面改良した
小型車「フィット」と「フィット ハイブリッド」を販売した。
関係者の注目を集めたのは「フィットHV」の燃費性能が、ガソリン1リットル当たり36・4キロメートルと、
トヨタの小型HV「アクア」(35・4キロメートル)を抜き、世界のトップに躍り出たことだ。
最低販売価格は163万5000円で、これまたアクアの169万円より安く抑え、金額と燃費性能の両面で優位性を鮮烈にアピールした格好だ。
これを踏まえて発表会見の席で伊東孝紳社長は「燃費はまだまだ伸ばせる」と胸を張り、
トヨタへの敵対心をむき出しに「技術で負けないのがホンダの企業文化だ」とまで言い切った。
そんな意地の表れか、ホンダはフラッグショップモデルの「レジェンド」や、かつて一世を風靡したコンパクトハッチの「シティ」、
さらに唯一無二のスポーツカー「NSX」までもHV車として復活させる。
HVで先行するトヨタ追撃に、ホンダが目の色を変える理由は明白だ。
ホンダはトヨタの「プリウス」打倒に向け、2009年に「インサイト」を投入した。
ところが、それをいち早く察知したトヨタは、プリウスの価格を一気に40万円も引き下げたばかりか、
HV技術の優位性をうたう戦略をとり、インサイトの出鼻をくじくことに成功した。
緒戦での惨敗によるダメージは大きく、HVの国内市場でホンダが2割にとどまるのに対して、
トヨタは8割近くを占めている(昨年実績)。何せ世界の累計販売台数はトヨタが500万台を突破、
昨年1年間だけでも世界で約122万台を販売しているのとは対照的に、ホンダは累計で111万台にすぎないのだ。
そんな現実を痛感すれば、伊東社長が“燃費世界一”のフィットを投入するに当たってトヨタへ大見得を切ったのもわからなくはない。
とはいえ「HVの本家」を自負するトヨタも負けていない。ホンダが野心作を投入してから3日後の9月9日、
トヨタは高級セダン「クラウン」シリーズの新型HV車「マジェスタ」を販売した。
1991年の投入から6代目にして初のHV専用車で、同社自慢の最高級シリーズであることから価格は610万円~670万円。
従来のガソリン車に比べて1リットル当たりの燃費は2.1倍の18.2キロメートルに伸びた。
顧客対象が前述したホンダのフィットとは全く違うにせよ、「売られたケンカは買って出る」の姿勢が鮮明だ。
「ホンダ以上に、トヨタは高級車に加えて量販車でも次々とHV車を投入する計画を立てています。
フィットに燃費で出し抜かれたアクアの改良車だけでなく、カローラの投入も囁かれている。
御曹司の豊田章男社長はHVへの思い入れが強く、燃費世界一の座を奪回すべく早々にゲキを飛ばしています」(トヨタ関係者)
だが、HVの技術開発は自動車メーカーにとって“大いなる金食い虫”とされている。
開発には膨大な資金が不可欠で、普及したとはいえHVの国内シェアは現在も20%弱程度にすぎず、これでは採算がとれない。
海外展開が急務とはいえ、「まだ依然としてガソリン車の天下」(情報筋)とあっては、将来の海外戦略も描きにくい。(続く)
リアルライブ http://npn.co.jp/article/detail/37234126/
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